祝! HUNTERXHUNTER 再開
1年待ったかいがありました。マジでめでたい。てことでハンターが頑張ってる期間はブログを更新してこうと思います。目指せ隔週! ちなみにはてなダイアリーが瀕死なのではてなブログに移行しました。
【HUNTER×HUNTER 連載再開へ】冨樫義博さんの人気漫画「HUNTER×HUNTER」が、6月26日発売の週刊少年ジャンプで連載再開することが分かった。 https://t.co/39EMwnBWdN
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) 2017年5月30日
集英社に確認しました!!
— ねとらぼ (@itm_nlab) 2017年5月11日
『HUNTER×HUNTER』最新34巻 6月26日に発売決定! - ねとらぼ https://t.co/THPwONU8Gy @itm_nlabから pic.twitter.com/6SlcnkXs6M
このへんの記事については
さて、NO.361についてですが……スチールチェーンがかっこよかった(小並感)。新連載の“ジャッジメントチェーン”にティンとくるくらいハンターに飢えてたので、本家でこう新しいのがくると嬉しいですね。33巻表紙の人差し指とイルカはこういうことだったのか…!?
(U19序盤はおもしろかった…)
王位継承戦が本格的に盛り上がってきてるので次週が楽しみですね。なお、冨樫先生曰く「今回のシリーズはシンプルに、ものすごく人数を増やしたらどうなるんだろうっていうのを、とにかく極端にやってみた」(ジャンプGIGA 2016vol.2)とのことです。全体的な感想は
あとここ1週間が稀に見る漫画の黄金時代だったので読んで面白かった作品メモ(☆は特にオススメ)
- 6月19日:☆喧嘩稼業、1日外出録ハンチョウ、鬼滅の刃、アオアシ、今際の路のアリス
- 6月20日:闇金ウシジマくん外伝 肉蝮伝説
- 6月21日:マギ、東京卍リベンジャーズ
- 6月22日:☆キングタム、嘘喰い、ケンガンアシュラ、刃牙道、ワンパンマン
- 6月23日:☆ベルセルク、☆響 小説家になる方法、血の轍
- 6月24日:波よ聞いてくれ、アカメが斬る!零
- 6月25日:阿波連さんははかれない
- 6月26日:☆HUNTERXHUNTER
※過去感想
ヒソカ vs クロロは共闘だったのか? 徹底検証
『HUNTERXHUNTERの凄さを、改めて実感する週になってる件』というエントリーにはてブがいっぱい付いていた。今回(※)はタイトルには全く異論ないのだけど、本論と反応に違和感があったので書いとく。結論から言うとヒソカvsクロロが「ヒソカvsクロロ&団員だった」という共闘説にボクは否定的。ここで言う共闘とは能力を貸している以上のことで、次のようなテンプレがある。
※前回:「HUNTER×HUNTER」のキメラアント編を爆発オチと呼ぶのは微妙
●いつの間にか消えていたシャルナークのアンテナ
→マチが念糸により操作●予想外に多いコピー人形
→コルトピに能力を返却後、コルトピが念人形を量産していた●電話によるコピー人形操作
→シャルナークがクロロの指示を受けてブラックボイスで操作していた
(手入力で携帯操作しているのはシャルナーク)●何故、クロロはヒソカに止めを刺さなかったのか
→天使の自動筆記(ラブリーゴーストライター)により死の予言が出ていたから。
死後は予言されない為、死後の念による復活は団長の想定外
共闘説適当まとめ
例:
あっという間に釣回収→マチが居たから
3つの能力の併用!?有り得ない! →シャルがいたから
予想では20体→200体!有り得ない!→コルトピが居たから2.一人で使うには膨大すぎるオーラの使用量も説明がつく
例:共闘ならばあの200体のコピーを作りつつ全員に指示を出しつつ爆弾を作りつつ特定のキャラを操作しつつ自身にも最低限の攻防力を残すということも可能かもしれない3.メンバーが闘技場にいたかのような描写がある
例:
マチ「思ったより損傷してないんだね」
シャルナーク「爆破役の人形が近づく前に壊す命令を受けてた200体の人形が群がって 緩衝材の役目を果たしちゃったみたいだね」
「死因は肉の壁と爆発で酸欠になっての窒息みたいだ」
また、メンバーが闘技場近くに実際に居る。4.団長が電話しているのに、団長が携帯を手で操作しているよく分からない描写も説明がつく
例:「そうだそこでいい」の時団長は携帯で指示、シャルが別の携帯でピコピコして人形操作しているのかもしれない5.そもそも、団長が能力を最初に全部説明したのも説明ができる
例:説明することでヒソカの思考や行動を縛ろうとしたのかもしれない。マチ「戦う場所と相手は選ぶことだね」
↓
ヒソカ共闘に気づき怒りの殺戮パレードへ。やっぱ冨樫は天才だわ
加えて「会場に流星街の長老がいた(サンアンドムーンが死後の念はガセ)」「ニセ団長に刺さってたのはアンテナじゃなくて針、つまりイルミが協力している」などの話もある。共闘説のポイントは
・クロロが能力をペラペラしゃべった理由
・ヒソカが一方的にボコられた理由
・ヒソカが旅団殺戮する理由
・戦闘中の細かな描写への疑問
への回答が与えられたこと。スケールの大きさ的に冨樫ならやりかねないため、一部のスレでは「ほぼ確定」とまで言われるほど。ただ、丁寧に確認していくとちょっと話が違ってくる。
●いつの間にか消えていたシャルナークのアンテナ(ジャンプ24号、353回)
→マチが念糸により操作 △ (○:十分に可能性がある △:それほど可能性はない ×:ほとんど可能性はない)
マチがそんなくだらないことするか?(クロロを信頼してるならタイマンに水を差すようなことはしない)とは思うけど、これといった検証材料なし。
●予想外に多いコピー人形(ジャンプ27・28号、356・357回)
→コルトピに能力を返却後、コルトピが念人形を量産していた △
「壊す役だけで200体は多すぎる」という意見はもっとも。だけど、これが本当なら「まさか…不可能だ…!!=人形がいる状態(ギャラリーフェイク)で偽クロロを作り(コンバートハンズ)操作していた(ブラックボイス)」という354回のハイライトと、その種明かし「死後の念(サンアンドムーン)を挟むことでギャラリーフェイクを解除しても消えない人形を使っていた」がまるっきりの無駄になってしまう。一応これらはヒソカの推測でしかないとはいえ、そこまで覆されると厳しい……。
仮にコルトピが作っていたとしても、スタンプや刻印を押さなければいけないわけで、クロロとコルトピが近くで作業していることを考えると、そんなリスクとるか?とも(コルトピがなんらかの能力で変装し、遠距離で作ったコピーの位置を伝えているなら別)。
なので、ここはシンプルに355回の描写「新たな人形が1〜2秒に1体くらいのペースで増えていく」「この状況だとクロロは好きなだけ下準備ができる」よりクロロが頑張った説を推したい。オーラ使用量が膨大についてはヨークシン編でアジトのダミーを50棟以上作ったのだから燃費良い能力なのではと。
●電話によるコピー人形操作(ジャンプ26号、355回)
→シャルナークがクロロの指示を受けてブラックボイスで操作していた ×
シャルが操作していたのなら、戦闘後の会話「ケータイどうする?」「船で渡すよ」が必要ない。(アンテナが2本ある→端末も2台ある説だと「大丈夫 特に使う予定ないし」がやや不自然)あのコマは左手で操作し、左手で通話(口頭での命令)しただけ。通話で操作する描写は今までなかったけれど、あれにより漫画上、表現の幅が広がったと捉えるのが素直(もし通話してる端末が別のデザインだったらシャル操作説はかなり説得力があった)。
●何故、クロロはヒソカに止めを刺さなかったのか(ジャンプ28号、357回)
→天使の自動筆記(ラブリーゴーストライター)により死の予言が出ていたから。 ×
占うためにはヒソカが個人情報を紙に書いて渡す必要があるので発動していない可能性大。余談だけど「シャルナークが殺されたけど、実は彼もう10年以上前の幻影旅団編で『電話を掛けてはいけない。大事なときにつながらないから』って占われてて、今回クロロに電話掛けてなかったらマチからの警告電話に出られたってことですかね」というツイートが800RTされててびっくりした。占いは当月に起こる出来事だから、過去のは全然関係ない。
●マチ「今度からは戦う相手と場所はちゃんと選ぶことだね」(ジャンプ28号、357回)
→ヒソカ、共闘を確信。手段を選ばないことに決めた。 △
マチのセリフからなにかを察したのは確か。背景的に「戦う相手と場所はちゃんと選ぶことだね」→「闘う時相手と場所を選ばないことにした 旅団は…ね♪」以上の含みがあるように思ってしまう。正直ここはよく分からない。まぁ素朴に考えるなら「(クロロ級だと)相手十分の条件で勝つのは難しい」→「クロロは仲間から強力な能力を借りてる」→「借りられないようにする(十分の条件にさせない)」。
●流星街の長老が生きている(ジャンプ27号、356回)
→死後の念は嘘だし戦闘を手伝っていた ×
根拠となっているのが356回の一コマ(右下)。拡大して見ても全然わからん! なお、同じコマについて爆発した人形(ストライプ柄)の腕が描かれてる→サンアンドムーンが発動したのにギャラリーフェイクが解除されてないのはおかしい→コルトピが手伝っている証拠と力説してる人がいてかなりの支持を得ていたけど、ふーむ。
●偽クロロに刺さっていたのはアンテナではなかった(ジャンプ25号、354回)
→イルミが針で操作していた ×
それだと発見した際の描写と整合性がとれない。同シーンではコンバートハンズ&ブラックボイスがギャラリーフェイクと同時に使われていたことへの驚き(実際には死後の念を活用しギャラリーフェイクは解除していたと推測して納得した)がメインであって、イルミを思わせるような描写はない。
アンテナが352回までのデザインと異なるのは単純なミス説を提唱したい(コミック版で修正されたらQ.E.D. イルミがクロロ側で参戦してきたら土下座)。
ところで、この共闘説はどこからでてきたのか? 発祥地は「HUNTER×HUNTERネタバレスレッド2442」 6月12日の午後1時すぎに投稿された「ファーw団長4体1でやってたのか 卑怯すぎるwww」が最初で、マチの発言が貼られてから急に動き出した。ただ、火付け役の人物はあまり書き込んでいなく、大勢がネタ半分で乗っかっていたらテンプレもできて、他スレ・まとめサイトへと広がっていった。なのであらためて、いずれの説も厳密な検証には耐えてないことを伝えておきたい。そもそも団員から能力を借りれば完勝できるのだから共闘する必要がないのでは?? まぁ本当のところはわからないけど。
ボクは今回のバトルは、クロロの完璧な作戦勝ちだと捉えている。ヒソカは近中距離タイプ。ならば遠距離から攻略すればいい――天空闘技場(観衆がいる)を舞台に指定し、コンバートハンズで身を潜め、人形をギャラリーフェイクで量産し、オーダースタンプで操作する。ただでさえ強力なコンボにサンアンドムーンの攻撃力、ブラックボイスの一撃必殺・細かい調整力が揃ったら確かに必勝。この条件だとギャラリーフェイクを十分に活用された時点でヒソカの勝ち目は薄かったように思う。それでも、詰みの状態から一か八かで生還したのでヒソカはやはり強キャラ。
ヒソカVSクロロ戦の解読に苦しんだ一週間でもあった。解読が必要なマンガって他にあるだろうか。自分の解読が当たってると嬉しい!
— 岩井俊二 (@sindyeye) 2016年6月18日
岩井俊二監督〜〜!!
・おまけ
2chの勢い改訂版がほぼできたので貼っとく。元データは https://docs.google.com/spreadsheets/d/1wiQUPHx2IL1OfEGpnYY9AJ2bkqLve0poW17fUorr_ok/edit?usp=sharing (計測ルールは過去エントリー参照)
1週間で本スレとバレスレ合わせて100本消化。これがどれだけすごいことかはアルカ・選挙編や、ONE PIECEの戦争編と比較するとなんとなく感じられるはず。
2年前に旧担当の小野寺さんが言ってた「歴代トップ3に間違いなく入る衝撃的シーン」がクロロvsヒソカなのか、ヒソカ死亡からの復活、シャル&コルトピ死亡のどれを指してたのかは分からないけど、嘘じゃなかった。少なくとも2chの反応については歴代1位の記録が357回で樹立されましたよと。