冨樫とエミネムを応援する日記

ほぼHUNTERXHUNTERの感想

 小女子の件こそ、いじめじゃないの?

 yuくんがボヤッてるのをみて、リアル友人だし暇だから援護しよう、と思って書いたのが前回のエントリー。そんな感じなので、面白さを求めてたとえ話を連発したり、きもち過激にしたりで、正直つっこみ所もあった気がする。勿論、後だしジャンケン的に全部ネタですた、と言ってるわけではなくて、ただ光市事件とかと比べると、ボクの中ではちょっと重要度が違いますよ、と。

 読者に、前提&行間読むことを求めすぎな面もあったなと反省してる。すんません。(本当に読んだの?的なブコメに対しては個別に反論したいけど、あきらめた)前提と言えば、エミネムが46回グラミー賞受賞スピーチの際「関係者に感謝することは当然です。」の一言で家族や友人たちへの言及を終わらせていたのを見て、カッケー!!と思ったことを思い出した。たしか、2003年の時は関係者の名前をそれぞれ挙げていたから、何だか貫禄でてきたなーと。ちなみに、その時初めて聴いたLoseyourselfを、一発で「キタコレ」と感じとったボクの感性は間違ってなかった!はい、いきなり、横滑り(笑) 

Eminem - Lose Yourself (live) live at 45th Grammy
 閑話休題。アレに関しては、大きくわけて「当事者」と「外形・構造」の問題があって、前のエントリーだと、ボクが「当事者が全てと主張していた」と誤解された可能性があるので、そこを弁解しておきたひ。いやいや、もちろん、「外形と構造」も重要です。その外形と構造とは「ニコニコ大会議」すなわちニコニコ動画の延長。

 ボクはニコニコ動画のコンテンツに「バカww」とか「タコww」と書き込んだり(安倍首相には書いちゃった。ごめんね晋チャン。)、そういうコメントを見て楽しんでいて、それが「ニコニコ動画の楽しさ」の「醍醐味」であると確信している。正直、暴言がなくなった光景を想像することはできないし、また、字面での「バカww」にも文脈があるから、常に「侮辱」の意味合いで使われるわけではなく、むしろ豊かなコミュニケーションになりうると思っている。んで、この辺はリスクと表裏一体で、本質的に切り離すことはできない。

 yuくんも返信で↓と言っているように、ニコニコの文脈を引き継ぐ「祭」(例外)であって、しかも「言われた本人」が誰かに脅迫されたわけでもなく納得している(例外)以上、それはもう「いじめ」で断じられるものではなかった、と思っている。(世の中思ったより例外多いよ!を強調したのが前エントリー)

今回の「ニコニコ大会議」では「ハゲwww」などのコメントが参加者への侮辱、ひいては「いじめ」にあたるのではないか、ということが中心に議論されたのですが、僕はまずそれは「ニコニコ大会議」という場所、という強力なコンテクストの中で起こったことから「いじめ」は言い過ぎだろ、とニコニコ大会議は行ってませんが理解しました。

あの場では「ハゲwww」の「www」は嘲笑と言うよりは何か違うかんじだったのだろうと思います(明確にそのかんじを言語化できませんが)

もちろんだからと言って所かまわず「ハゲwww」と言っていいことにはなりません。そんなの小学生でもわかりますし、そんなことまで僕は言ってません。

 前回の反省を踏まえて、フォローしておくと、今回は「例外×例外」が重なった貴重な「いじめじゃなかったケース」なので、第二回会議で「あれはイジメでした」と言う人が表れれば、それは「いじめ」になるだろう。とはいえ、「いじめ」が起こるからニコニコ大会議は中止となっても、面白くない。ってか、運営側はけっこう楽観的ですなw
ひろゆき氏と夏野氏に聞く、ニコ生の可能性と「リアルタイム中傷」 - ITmedia News

夏野 確かにああいう形はまったく新しいから、どう社会に受け入れられるかという、最初の段階なんでしょうね。

 そもそも新しいものは何でもそう。昔カメラが出てきたとに「写ったら魂を取られる」とか言う人もいたし。最初は反発もあって騒ぎもあるんだけれど、徐々に当たり前になっていくんだろうね。

 現状でもSMクラブとか、変な場は結構あるから、ニコニコもそんな感じで生き残る気がする。そう、SMクラブという文脈を無視して、鞭で叩かれてる&縛られてる→いじめだ!というのはおかしい (…なんて書くと、一部の人に嫌われることが分かった。)

 人にはそれぞれ琴線があるからな。今回いじめだと思った人達には譲れない線があるのだろう。そういう時に「いじめる側にしかなったことないんだろう。」「キミはいじめられっ子だった自分を投影して過剰に読み込んでる。」的な言い合いをすると、泥沼になるだけ。僕は前のエントリーでは、あんな風に書いたけど、実は女性差別とか人種差別は割と性感帯なので、「結婚したら退社する規則の会社に入った女性が、それを問題視していない。」「『白人』が『黒人』を奴隷にしていて、そのことに『黒人』も納得づく。」 →「万事うまく回ってる オッケー」とかには、抵抗したい。また「いじめ」についても、そんなに鈍感なつもりはないんだよな。
痛いニュース(ノ∀`):「小女子焼き殺す」 2ちゃんねるに殺害予告をした23歳無職を逮捕…「小女子(こうなご)は小魚だ」と否認
「小女子焼き殺す」ネットに殺害予告 23歳無職男を逮捕 - MSN産経ニュース

インターネットの掲示板に「小学校で小女子を焼き殺す」などと書き込んだとして、埼玉県警吉川署は16日、威力業務妨害の疑いで、千葉県船橋市丸山、無職、○○容疑者(23)を逮捕した。
 調べでは、○○容疑者は6月29日午後6時40分ごろ、インターネットの掲示板「2ちゃんねる」に、「明日午前11時に丹後小学校で小女子を焼き殺す」「おいしくいただいちゃいます」と書き込み、同県三郷市の同校の業務を妨害した疑い。
 ○○容疑者は「小女子は『コウナゴ』と読み小魚の意味で、殺害予告には当たらない」と否認している。

 こんな予告で逮捕・実名晒しをくらい、みせしめとして消費されてることこそ、警察マスコミ大衆による「いじめ」に他ならない。「チキンレースに挑んだ以上、そのリスクは受け入れるべき」という言説は、あまりに厳しい。リスクどんだけー。さっきのITメディアの記事でひろゆきが↓と言ってるけど

 ただ終わった後に関係ない人がネットで騒ぎだし、いわば“2次災害”のようなものが起きてしまうかもしれないのが、ネットの微妙なところです。誰かがコメントによる“被害”にあったとして、それを広げたがる人がネット上にはたくさんいるじゃないですか。
 本人は「大丈夫」と言っているのに「あれはひどい」と言い出し、「彼はどこでブログをやってる」とか「あの人はあそこであれやってる人だ」と追跡されたりして。たまたま(「ハゲ」と書かれた)彼はネット上に痕跡がなかったのが良かったのですが。
 テレビとかだと、放送が終わってしまえばその後は誰も話さずに忘れてしまうんだけれど、ネットは残って広がるというのがあるので、広がらないようのな形を考えてやらないといけないかなと。

全国紙に名前載ったら、90%親族、友人、知人に伝わるし、こうして痛ニュースに取り上げられたことは、ニコ動に「ハゲ」タグをつけられ追跡されるよりも破壊力大。ハゲタグは可能性だけど、こっちは現在進行形でやられている。どう考えても、小女子の彼は「ハゲのおっさん」以上に悲惨なケース。にも関わらず「いじめ」だ!と立ち上がる人がほとんどいない。理解に苦しむ。みなさん、「犯行予告」ってそんなにダメなものなの?

…というのが僕のバランス感覚。

埼京線の上野を忘れていた。これもひどすぎる。明日俺宇宙爆破するからよろしく。存在しない駅で「殺しまくる」 予告の男逮捕 「犯罪ではないと…」(産経新聞) - Yahoo!ニュース

 最後にid:hokusyuさんへの返信。
 丁寧な回答ありがとうございました。正直、論理は辛うじて読みとれるものの、そこまで複雑に考えると何だかよくわからなくなってくる、というのが印象です。これは僕が不勉強な可能性が多々あるので、あとで何回か読み返して考え直します。やりとりの過程で強く感じたことは「構造を見ながら問題点に対処していく」のだとしても、今回のケースが「ニコニコ大会議」である以上、もう仕方ないんじゃないかと思うようになりました。いじめが起こるのは仕方がない。あとは、いじめを受けた人が悲惨になることをどう防ぐのか。そっちの議論の方が重要だと思います。まずは「いじめと認識することが第一歩」と言われるかもしれませんが、「ハゲのおっさん」に関しては、いじめにならなかったレアケースという意識が、僕から消えることはなさそうです。北守さんは、ニコニコ規制まで唱えていて一貫していますが、それに対しても「そういう場があってもいい。」と僕は思います。