ジャンプ感想 44号
ぶっちぎの楽しみ度No.1。新章がどうなるか中学生並にドキドキしている。最近はスレが活性化しているので、それをちょいちょい眺めてると満足してしまってわざわざブログを書くまでもないという感じだったけど。。（本スレよりも特定期間のネタバレスレに読み込んでる人が集まってるように思う）
マンガがあればいーのだ。 虫から人へ。「ハンター×ハンター」蟻編、８年超の歳月をかけて完結。
軍儀を通して蟻から人へ。
蟻と儀。
虫から人へ。
こんなにも堂々と仕込んであったのに指摘されるまで気づかないという耄碌ぶり…。ディーゴは影武者（4-7-1）、民明書房などなど色々小ネタを挟んでくれる一方、本編ではどストレートでやってくれるからたまらない。「この"瞬間"のために生まれて来たのだ･･･!!」とか、（誰もが思うことかもしれないけど）普通クサすぎて言えない台詞を、それ相応の説得力でもって描写する技術力マジぱない。最強のボスキャラが普通の一室で最期を遂げるってのを精神バトルじゃなくもってこれたのは数少ないように思う。ロジックの積み重ねが上手すぎ。
さて、新章。十二支んの格好に説明が入ってワロタ。子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥の最初と最後が例外ってのもらしく良い。キャラデザがワンピっぽいという声をスレでかなり見かけたけど、そうかな？？。むしろ藤崎竜という印象を強く受けた。ボトバイさんとか屍鬼の大川富雄じゃね？（ちなみに漫画版屍鬼は冨樫先生の大好物だったと断言する。絶対読んでる。普通におもしろいのでみんな読んだほうがいい。アニメも結構良かった。）旅団も登場時は団長を除いて「これテキトーだろーなー」と思われた方々がみるみるうちにキャラが立ってきたので、十二支んも全く心配していない。陰獣とはレベル違うから（笑）
で、パリストン。副会長さま。ジンの本格登場以上に今回の台風の目というか一話でキャラ立ち杉ｗｗ「副会長が腹黒、協専は問題有り云々」てのは6年前！！（22巻収録）から気になっていたコトで、その頃は「審査会」がどーだとか、ハンター協会の組織も（大掛かりっぽくて）大変そうだ、いつか描いてくれるのかしら、とか思ってたのは懐しい話。それがここにきて、有事には運営を任されるという幹部が現れて、ジンもそこに含まれるとか、展開早すぎてやばい。コミカルな書き方も冨樫厨にはたまらんというか、ゾル家参戦・ネテロゼノ落下、くらいwktkしている。ハンター界の最高クラスの人たちが一気にでてきたとなると、話に求められるレベルも今までとはわけが違うし、正直、終盤を意識してしまう。
それにしてもパリストン（＝《ヒソカ髪おろし＋プフ＋中川＋パリス・ヒルトン》÷4）はよかったなー。当面のラスボス的存在として、遺憾なく悪意をふるってほしい。その資格は十分。何かジンとの会話から察するに、幼少期のゴンに会ったことあるような感じだったが、なんなんだろう。ただの煽りかもしれないけど、さらっと伏線仕込んでくるからなー。今回の話は色々詰まってたし、流れも鮮やかで本当に良かった。10人にキレられても動じない副会長からの、ジンへの反応にはイイネ×100。
- めだか
楽しみ度No.2。球磨川禊の人気投票結果はすべてを物語っていたと思う。そこからこの作品は確実に化けた。先週の流れからして今回の返事は超妥当。いやー、何かバクマンと同時連載されてるってのも感慨深い。なぜならバクマンで種明かしされてる手法をけっこうリアルタイムで実践してくれているから。両方メタ視点を取り入れてて、相乗効果でジャンプをひっぱっていってるように思わないでもない。…続く作品が少ない。使えそうな伏線をひっぱりだすことについては、相当ハイレベルで、論理はどこにでもつけられることを実証し、後付でもどんどん面白くなってくる。「主人公」「ラスボス」といったカテゴリーをめだかちゃんは自由に行き来するし、安心院サンは未だに何に相当するか種明かしされていない。おそらく「作者の気まぐれ」は作品を壊しかねないから封印するとしても「読者投票」くらいは解禁してくるのではないか。実際にアンケートを募って展開を決めたり、または読者の声が届いたそぶりをして作中で安心院さんの行く末を描いてくるに昼食一週間分ベット。
- トリコ
楽しみ度No.3。先週・今週と背景描写に手抜き感。テンポは良いけど疲れてきてそう。たまには休載してもいいのでは。
- 実力派エリート迅
http://bit.ly/pKzNyQ
葦原センセの読み切り。いや、うん面白いんですよはい。密度も濃いし。でもなんか明らかに才能を活かしきれていないもったいなさを感じてしまう。リリエンタールみたいに可愛く描ける動物を全面にだして子供向けにするか、もう少し奥深い世界観にし時間かけてやるか。バティさん、まだ担当編集やってるぽいし頼みます……。そうじゃないと他誌に移ってから飛翔する展開も。。
