vevo△ 音楽ランキング復活の気配の巻

　W杯終了と共に本格的な夏到来でござる。強烈プッシュしていたケイナーンのW杯公式ソングが微妙に不発に終わったことを残念に思っている　| ＾o＾ |　です、こんにちは。
【2010 WORLD CUP ANTHEM 】K’NAAN - Waving Flag(Celebration Mix)

　以前貼ったニコ動のPVは再生数80→14886 マイリスト数3→1097(18日15時現在)てことで思ったより伸びず…所詮狭いニコ動ワールドでの出来事！気にしない方向でいきたい！…と強がることにする。実際それよりはるかに注目すべきことが起こっていた(る)ので、今日はそれを紹介。

　W杯公式テーマソングにはケイナーンの他にシャキーラの曲があって、後者は完全に今大会専用（このためにつくられ、直前に発表された）。NHKでの試合中継時には毎回かかってたので、テレビつけてた人ならば一回は聴いてると思う。↓日本語歌詞職人付き
(1Mbps) 【PV】 Shakira 「Waka Waka (This Time for Africa)」 (2010 FIFA World Cup Song)

これもニコ動では再生数21386(18日15時現在)とパッとしないけど、この動画の元であるYoutube shakiraVEVOにアップされているものは再生回数106,411,259とエラいことになってる。
6/4にあげられてから45日で1億650万再生

これはもう完全に新しい現象。ニコ動で驚異のマイリス39万！！をほこるBad Apple!!の再生数8369761が4日で乗り越えられるレベル。。（余談だがマイリス39万ってのに腰抜かした。だってニコ動初期に流行った高田延彦「この意味わかりますか？」はマイリス830だよ）

何でこんなことになってるのかというと、昨年末にVEVOという音楽動画サービスがはじまったから。

VEVO (ヴィーヴォ) はミュージック・ビデオおよびエンターテインメントのウェブサイトである。米ソニー・ミュージックエンタテインメント、米ユニバーサルミュージック、およびアブダビ・メディア・カンパニーの三者によって設立された[1]。サービスは2009年12月8日に提供開始された[2]。VEVOの動画ホスティングはYouTubeによって提供され、GoogleとVEVOは広告収入を分配する[3]。VEVOは四大メジャーレコードレーベルのうち、ユニバーサル、ソニー、EMIの3社のミュージック・ビデオを提供する[4]
（ウィキペディアさんより）

今YoutubeにいくとTV並の高画質でいくつもの公式PVを見られる。デジタルミレニアム著作権法を盾に無双状態だったYoutube（google）も大手がHuluつくってネット基盤の本格サービスを始めたら、四大レーベルをはじめ大手映画スタジオ等と手を組み、利用者はより便利・快適に、供給側も適切な(？)広告収入を得られるという仕組みを築き始めた。代わりに、vevoの場合IPアドレスごとに配給可能/不可能の設定ができたりするように、以前のようなネット＝カオス＝何でもあり的な状態からは後退している。
　vevoが生まれて興味深いのは、高画質の動画がアップされたことにより再生の一本化が生まれ、影響力が可視化されつつあること。つまり今までYoutube内では同じ曲でも無数の動画が乱立し、トータルでどれくらいなのかはわからなかった。そういうのが整理されてく様子は、面白い。CDTV再びという気分。（これらに加え他のサイトでの再生数をまとめて総合ランキングを発表してるリサーチ会社てのはあた。Visible Measureとか。）ネットがでてきてから、散り散りになりどんどんしょぼくなっていった音楽ランキングが、今また集結しつつある。やっぱりビシッとした評価基準があると、なんだかんだで面白いよ。
　ちなみにシャキーラvevoには47件の動画があって計286,955,132再生。エミネムは27件登録で233,605,886。去年彗星のごとく現れたジャスティン・ビーバーは8件で597,815,275
↓5ヶ月で2億5千万再生されてる曲

　ざっとみた感じだと今のところトータルで一番はガガ様の23件で816,491,334　
8億！！　ドン！！

おまけ
角川会長が語る「クラウド時代と＜クール革命＞」（前編）
角川会長が語る「クラウド時代と＜クール革命＞」（後編）

• 追記

メディア・パブ: 音楽のヒットチャートも新しい時代へ、ビルボードに代わる｢Ultimate Chart｣が台頭か
内容が似すぎててワロタ
こっちの方が一週間早いのになぁｗ