冨樫とエミネムを応援する日記

ほぼHUNTERXHUNTERの感想

HUNTERXHUNTER感想 まだあわてるような時間じゃない

・352回(ジャンプ23号)


 ヒソカvsクロロ、まだ始まって2話目。落ち着こう、ホントあわてるような時間じゃない……。GWに早売りを購入してから10回以上読み返したせいかずいぶん時間が経ったように感じるけど、まじで開戦してからたった2回。喧嘩稼業(超絶おもしろい)だったら1試合に20話かかるわけで比べるのもなんだけど深呼吸したいところ。

 さて、クロロの講義が終了、いよいよ本格的な戦いが始まりました。爆破1+サポート系4つという戦略・コンボ重視の能力を選んだせいで、かなり複雑なことに。最後のヒソカの状況整理(携帯する他人の運命→栞→転校生→略)は最初読んだ時は「お、おう?」となりました。



 一時は理解することを放棄しかけたものの、グリードアイランド編の反省(スペルカード40枚の説明に面食らってスルー。あとあと全部覚えたらめちゃ面白く読めた)を踏まえて精読したらまぁ大体わかった。


 今回興味深かったのはクロロのスタンス。「確実に勝てる条件が揃うまで待つ」「挑発する訳ではなく100%オレが勝つ」てのは、モラウ先生の教え「(念での戦闘は)勝敗なんて揺蕩ってて当たり前」「だがそれでも100%勝つ気で闘る」に比べると厨二感がある。通常ならイメージダウンしてもおかしくなのに、彼だとそれはそれで説得力がある。



ハンターの良心



百式観音を前にして同じこと言えんの?」「き、きっと言ってくれる……!」
 

 ところでなぜ今バトってるのか。現状ノーヒントなのでいかんともしがたいけど、選挙編の序盤読み返すとやっぱ過去編っぽいんだよなぁ。「クロロとオニごっこしてる間」(イルミ)、「次闘うなら“十二支ん”か…♠」(ヒソカ)てのは大きなバトルが終わった後のように感じる。でも、「玩具箱にいるからまだやってないだろ!」に対しては一切反論できないし普通にまったくわかりません!



今週の多幸感あったコマ


 「嘘喰い」の切間撻器vs夜行妃古壱なみにどっちか死ぬとは思えないバトルだけど、希望はヒソカ勝利。そんでマチほかキレた団員と暗黒大陸編でもうひと暴れしてほしい。

HUNTERXHUNTER感想……15年間も待たせやがって……

・351回(ジャンプ21・22号)

 木暮公延を貼らずにはいられない(※コラです)。ヒソカvsクロロ、なぜかいきなり始まってたけど……。゜(゚´Д`゚)゜。ウァァァン  長年の読者にとっての悲願であるこのバトル。最初に伏線が張られたのは15年以上前のことなので、忘れてる人向けに流れを確認しときます。



(コミック9巻・P94 初出:2000年)


 ヒソカが幻影旅団の団長と戦いたいと明かしたのがヨークシン編(2000年)のこと。クラピカと手を組んでなんとか1対1に持ち込むよう画策してました。



(コミック12巻・P40 初出:2001年)


 ネオンの占い能力によって団員から袋叩きに遭いかねない場面になるも、能力を駆使して団長を誘導。天空闘技場に次ぐ印象的な股間のシーンは2015年になってフィギュア化されました。(※股間が光るヒソカ仕事でやった企画者インタビュー) 



(コミック12巻・P45 初出:2001年)
 並々ならぬ執念をみせるヒソカ



(コミック13巻・P51 初出:2001年)
 時に、西暦2001年。ついに絶好の機会がッッ!!



(コミック13巻・P54 初出:2001年)
 ところがどっこい、団長が念を使えないため中止。わかってたコトとはいえ、少なくない読者がヒソカと同じ表情になります。勝手な意見だけど、「マジで対決するんじゃないか?」という緊張感があったのはここまでで、以降は期待して損するのもイヤだから「どうせやらないんでしょハイハイ」という感じに。(※なので本エントリーの15年間てのはこのNo.119から現在までを指してます)



(コミック15巻・P161 初出:2002年)
 グリードアイランド編では水面下で団長がヒソカに除念師捜索を依頼。「報酬は決闘だろうな…」てことで、1%くらい希望が再燃。



(コミック18巻・P132 初出:2003年)
 ゴンたちがゲームクリアした裏でヒソカも依頼達成。これが2003年……ざわざわ。


 次に話が出てきたのは2011年の選挙編。そこでイルミより「ヒソカがクロロとオニごっこしてる間にいろんなニュースがあったのさ」と説明がありました(30巻・P200)。あれからもう5年!?!?



 というわけで今回のバトルはそれはそれは長い蓄積を経てのことなわけです。多分ほとんどの人が諦めていたところにいきなりドン。わけがわからないことばかりだけど素直に感謝しかない。感謝っ…!圧倒的感謝っ…!

  • 以下、本編の感想を箇条書き
    • バトルの時系列はいつ? 選挙前?後?No.350までと平行?
    • クロロがフロアマスターなのは胸アツ(劇場版だとズシがフロアマスターだったけど忘れよう…)
    • 「携帯する他人の運命」なつかしいいいい!! これが出てきた2000年は携帯がまだ第二世代だった頃。折りたたみ式で初の16和音だったN503iが2001年発売という。スマホが普及した今とはとにかく感覚がぜんぜん違う
    • 盗まれた能力が使えなくなることを考えるとシャルナークはなぜ能力を貸したのか? 自動操作モードは伝えてるのか?
    • 団長がペラペラ能力を喋ってるのはなぜか。栞のテーマは対戦相手に説明しないと使えない系?(携帯する他人の運命についてはヒソカが元々知ってたから説明してないとすれば一応成り立つ)
    • ヒソカ勝ってくれー

 最後にこの15年間に開始して完結した長編マンガを貼っときます。これが15年の威力!!


タイトル作者連載期間
金色のガッシュ!!雷句誠2001年〜2008年
のだめカンタービレ二ノ宮知子2001年〜2010年
鋼の錬金術師荒川弘2001年〜2010年
華麗なる食卓ふなつ一輝2001年〜2013年
WORST高橋ヒロシ2001年〜2013年
スクールランブル小林尽2002年〜2008年
アイシールド21村田雄介/稲垣理一郎2002年〜2009年
桜蘭高校ホスト部葉鳥ビスコ2002年〜2010年
シグルイ南條範夫/山口貴由2003年〜2010年
魔法先生ネギま!赤松健2003年〜2012年
家庭教師ヒットマンREBORN!天野明2004年〜2012年
クロスゲームあだち充2005年〜2010年
さよなら絶望先生久米田康治2005年〜2012年
ハチワンダイバー柴田ヨクサル2006年〜2014年
SKET DANCE篠原健太2007年〜2013年
神のみぞ知るセカイ若木民喜2008年〜2014年
サムライソルジャー山本隆一郎2008年〜2014年
黒子のバスケ藤巻忠俊2009年〜2014年

気がつけば
アイツもアイツもアイツもアイツも
アイツもアイツもいなくなって
アイツもアイツも見なくなって


KREVAのパートが浮かんでくるよ……